こんにちは。夏蜜柑です。本日は木の描き方を解説していこうと思います。
前回の解説はこちら↓
木なんて何十本も描くものですので5分くらいで描けた方がいいです。
つまり一本の木に時間をかけすぎる必要はない!のです
まずは実際の木の形を理解しよう
木には広葉樹と針葉樹があり、それぞれの特徴を意識
この2つを描き分けることで地域感や季節感を出せます。
広葉樹は冬に葉が落ちて秋には紅葉
針葉樹は冬も青々と茂る
これを意識しましょう。
特に冬や秋の絵を描く時に大事です。
枝の伸び方はフラクタル図形を意識
フラクタル図形とはどんなに拡大しても同様のパターンをとる図形のことです。(ざっくり)
雪の結晶などもフラクタル図形で何度も同じパターンを繰り返していきます。
枝はY字分岐をひたすら繰り返して
Y字に分岐して片方を追っていくとまたY字に分岐して、そのまた片方を追っていくとまたY字に分岐、、、これをひたすら繰り返す構造を取ります。
3つ又に分かれることは基本ない
さあ次は葉っぱで肉付けです
葉っぱは輪郭から描くと楽 輪郭が命
もちろん一枚一枚葉っぱをブラシで描いた方がリアルにはなります。
ただ木一本にそんな時間をかけられないですよね。
手抜きましょう
手抜きのコツは輪郭をちゃんと葉っぱの形にすることです。
間違ってもモコモコした輪郭にしてはダメですよ。
枝を葉の中に所々見せます。これも葉っぱの輪郭を意識して
枝は葉っぱで隠れて一部だけ外に見えている。そんなイメージです
そうすることで葉っぱに立体感が生まれます。
こんな感じになりました。
さあここからが楽しいところです。
光と影は葉の形を利用してまずはそれぞれ1色ずつで
もちろんリアルに描くなら一色じゃ足りません。でも僕らは限られた時間の中で何本もの木を描くことが多いですよね。だったらできるだけ配色もシンプルにしてパターンを作って絵を描きた方が楽です。
夕暮れなら光は少しオレンジがかった色に
逆に真夏の昼なら青みがかった色に
葉っぱをブロック分けして描く
オレンジの丸で囲っているのが葉っぱのグループ分けです。
絵にもグループがあるのですね。生きにくい世の中です。
光源(光の差し込む方向)を決めたらたくさんカモメを描くようにして影と光を書き込んでください。
木の下の方に葉の密度を下げる「透かし」ポイントを描く
空の色と一致した色を使用して環境光、反射光を乗せると楽
ここでも葉っぱの形を意識してトントン・・・と乗せていくのが大事です。光の向きに注意しましょう。
木の幹は2色ぐらいに留めておいた方が無難
描きたい木の幹を調べておくのが大事です。
ツルツルした幹なのかゴツゴツしたウロのある幹なのか
光の当たる方向に明るい色を乗せてその中に暗い色で線を引く。それだけでも十分ですよ。
そしてついに
完成です
大事なのは描くのめんどくさいなーと悩まずに流れ作業のようにサラサラと木をかける自信がつくことです。
たくさん描き込めばもはや林です。遠目から見て違和感がなければいいんです。
最後に今までの説明をまとめて動画にしました
次回はこちら
コメント